Q:トライアスロンを始めるために必要なものは?

A:トライアスロンを始めるためには、まずはスイム、バイク、ランを一通り実施するための準備が必要です。
3種目のすべての準備物を一気に揃えるのは大変なので、最初はランかスイムから始めて、徐々に種目を増やしていくのがオススメです。例えば、最初にランを、続いてランとスイムを、最後にバイクを追加するといった段階的に行った方が無理なく続けられると思います。
 特にバイクは初期投資が大きく、バイクのグレードによって値段の差が非常に大きいので、最初から高価なものを購入するのではなく、長期的に徐々にパーツをアップグレードするのが賢明かもしれません。 

バイクのグレードの違いは、主に素材と重量です。同じ形のように見えても、安価なスチール製のフレームは重くて遅く、カーボン製のフレームは高価ですが軽くて速く走れます。フレームだけでなく、ハンドルやペダルなども、一般的に軽くなるほど走行性能の向上に繋がり、その分、価格も上がります。また、ギアの変速機も精度や耐久性、電動かワイヤー式かの違いによって価格が大きく変動します。
バイク本体だけでなく、ハンドルやホイールなどのパーツもカーボン製にすると、さらに軽くなりますが、その分価格も上がります。
しかし,最初は安価なバイクを選んでも、周りの速い人が軽くて高価なバイクに乗っているのを見たり、レースで高価なバイクに乗っている人に抜かれることで、軽いバイクが欲しくなったり、次第に「バイク沼」にはまることも珍しくありません。

Q:スイムで必要なものは?

A:主なものは、ウエットスーツ、ゴーグル、スイムキャップ等です。
トライアスロン用のウエットスーツには、袖のある「フルスーツ」と、袖のない「ロングジョン」の2種類があります。水温が低い時期は寒さを軽減するためフルスーツがいいですが、袖があるため肩が動かしにくく、泳ぎづらく感じることが多いです。寒がりの度合いと泳ぎやすさ,どちらを優先するか悩ましいところです。

ウエットスーツは既製品を買うこともできますが、ゴム製なので体にピッタリとフィットさせる必要があります。一般的にサイズ感が小さいことが多く、地方では試着できるお店が少ないため、サイズが合わなかったり、ゴム質が硬くて着心地が悪いことがあります。また、既製品は大抵ワンピースでジッパーが背中にあるので、着替えやレース中のトイレ等が面倒です。
そのため、私のおすすめは、フロントジッパーの「セパレートタイプ」、つまり上下が分かれたタイプのオーダーです。体に合ったもので、袖ありと袖なしのスリーピースが便利です。オーダーできるお店をご紹介することもできますよ。


Q:バイクで必要なものは?

 A:バイクは、本体だけでなく必要なアイテムがたくさんあります。
 1、ロードバイク
 2、ヘルメット
 3、べダル(ペダルはシューズを固定する規格が色々あるため別売です)
 4、専用シューズ(ペダルに固定して走るように設計されています)
 5、サイクルコンピュータ(速度や距離を測定します)
 6、サドル(硬さや大きさ、男女でも違うため別売です)
 7、ウエア(お尻にパッドが入ったロードバイク用のものがあります)
ロードバイクは、より速く走るためにペダルを「押す」だけでなく「引く」力も使うため、シューズをペダルに固定します。そのため底が硬くなった専用のシューズが必要で、固定方法もメーカーにより違いがあります。


サイクルコンピュータは、ランニング時のGPS付き時計のようなイメージで、走行距離や速度、ペダルの回転数などを計測することができ、周回数を確認できるように装着が義務付けられているレースもあります。
ロードバイクはアイテムが多く、予算がかさみやすいので計画的に購入することが大切です。ロードバイク専門店で相談しながら購入することをお勧めします。
どのお店に行けばいいのかわからなければ、親身に相談にのってくれる専門店をご紹介します。

Q:ランで必要なものは?

 A:主なものは、シューズとウエアです。

スイムやバイクに比べると、ランはお手軽ですね。
シューズは一般的なランニングシューズで大丈夫です。ただし、レースではバイクでかなり脚を使った状態からランに入るので、足の負担が少ない厚底系シューズがおすすめです。 
 ウエアは、速乾性の高いトライウエアを利用します。とらいうえあは、スイム、バイク,ランを通して利用することを想定した設計になっています。

スイムでは、トライウエアの上にウエットスーツを着て、スイム終了後はウエットスーツを脱いで、バイクとランはトライウエアで競技を続けます。

トライウエアは、スイムで濡れた後や、バイクやランで汗をかいた後でも、乾きやすい素材でできているため,快適に競技を続けられます。トライアスロンは夏場の競技なので、体を冷やすため水をかけても負担になりません。
トライウエアは市販のものもありますが、チームやサークルでお揃いのウエアをオーダーすることも多いです。

Q:初心者の練習方法は?

 A:初心者の方は、独学で練習する方法もありますが、コーチに教わる方が効率的に上達できます。
例えばスイムの場合、泳げない方が独学で練習を始めるよりも、スポーツクラブの初心者向けスイム講座に参加して、基礎からしっかり学ぶ方が早く泳げるようになり、その後の上達もスムーズです。プロから指導を受けることで、フォームや呼吸法などを正しく身につけ、無駄な時間を省けます。
ランやバイクの練習はどこでもできますが、スイムの練習については、定期的に通える環境を整えることも大切です。スポーツクラブや公共プール等で練習を習慣化することにより、効果的に技術を向上させることができます。

同様に、バイク初心者であれば、バイクショップ等で実施しているロードバイクの初心者講習や、トライアスロンスクールの受講をお勧めします。 
ロードバイクはシューズとバイクを固定して走るので、まずはシューズの固定の仕方と、転ばずにシューズを外す所から学ぶ必要があるので、独学はお勧めしません。
バイクショップ選びも重要になります。
初心者のバイク選びに親切に対応してくれるショップは、初心者向けの講習等を開催してくれたり、購入後もいろいろと相談に応じてもらえます。定期的にメンテナンスも必要になるので、長期的にお世話になれる信頼できるショップを選ぶことが重要です。
バイクショップ選びに迷っている方も、相談に乗りますよ。

Q:サークルやスクールに入ったほうがいいの?

 A:サークルやスクールに参加するメリットは、技術的なことを学ぶことだけでなく、モチベーションを保ったり、一人でできない練習を一緒にできてる点にあると思います。
例えば、一人で海に行って泳ぐのは大変ですが、サークルで海での練習ができれば、より実践的な練習が可能になります。 
また、一人だと、自分にとって楽なペースで練習してしまいがちですが、サークルで自分より少し速い人についていくことで、自然にスピードを上げることもできます。


スイム、バイク、ランのぞれぞれの練習は一人でできますが、3種目を通しての練習は一人だとくじけてしまうことが多いです。サークルやスクールでは、みんなで一緒に練習できるので、より効果的な練習になります。
また、サークルの仲間と一緒に大会に参加することで一体感を感じたり、大会時の不安を和らげることができたり、経験者にアドバイスをもらうことができる点も大きなメリットです。
ただし、スクールによっては、継続参加の義務や、金銭関係のトラブルが生じることもあります。
各地のトライアスロン協会の推薦を受けているサークルやスクールが日本トライアスロン連合のHPに載っているので、トラブルの多いサークルを避けるには、こちらから選ぶのをお勧めします。
https://www.jtu.or.jp/club-finder/

Q:サークルとスクールの違いは?

 A:ランニングサークルと異なり、トライアスロンサークルには有料のものが多いのが特徴です。
サークルとスクールの大きな違いは、サークルはコーチのいない個人主体の同好会的なもので、スクールはコーチによる指導を受けるという点です。
有料のスクールでは、コーチから直接指導が受けられるのが大きなメリットです。特に 初心者向けに特化したスクールの場合、自分のレベルに合った丁寧な指導が受けられるので上達しやすくなります。
ただし、スクールの場合、初心者も上級者も一緒のメニューだったり、所属を継続するにはお金を払い続ける必要があるというデメリットもあります。

 個人主体のサークルの場合、メンバーが集まって一緒に練習するスタイルが一般的です。このため、初心者向けの細やかな指導はないので、自分のレベルに合わせた指導を受けることは難しいかもしれません。 ただし、参加費がかからない点が大きなメリットになります。

湊浜TCでは、サークルとスクールの両建て運用をしています。
初心者のうちは有料でコーチの指導を受け、一定レベルに達したら、サークルとして無料で仲間と練習が継続できます。
もちろん、サークルとスクールで全く交流がない訳ではありません。
月1回、サークルもスクールも隔てなく練習できる日があるほか、サークルイベントはサークルメンバーもスクールメンバーも一緒に盛り上がります。

基本的には一つのサークルですが、初心者のうちはコーチ料を支払ってコーチから指導を受ける、そんなイメージで参加いただければと思います。
初心者の方も、毎年7月に開催される七ヶ浜大会でデビューしていただくので、その頃までにはすっかり一人前になっているはずです!